家計簿をエクセルで記録し、1年の収入と支出を可視化する

貯蓄をするために直ぐできることは、家計の見直しにより、無駄な支出を抑えることです。

その達成のためには、家計簿をつけることによって、自分自身の月毎の支出を可視化することにより、支出をしっかり把握出来る様になります。

無駄な支出は無いと自身が思っていても、家計簿をつけてみると意外に無駄な支出が見つかったりもします。

私自身、社会人となり家計簿をつける様になり、毎年内容を振り返り、生活を見直すと共に、家計簿の付け方を環境変化に合わせて改善しています。

今回は、私自身がどの様に作成しているかを紹介します。

【結論】家計簿で何を記録するか

①毎月の収入額を記録
②投資に回す金額を記録
③固定費を記録 ※税金や電気代(準固定費)も含めている
④食費や雑費の記録


家計簿で年間の収入と支出を把握するのはもちろんのこと、年間の投資額も家計簿に記録している点が特徴です。

自身の生活を数字で可視化するのは少し抵抗があるかもしれません。

しかし、家計簿をつけることができれば、自分のダメな部分としっかり向き合えていると言えると思います。
是非、家計簿をつけていきましょう。

エクセルで家計収支の年間額記録

私は家計簿をエクセルで帳簿しています。

理由は、自分でカスタマイズすることが出来るためです。

冒頭に触れた様に、毎月の収入と支出(生活費)だけでなく、投資額も別で記録していきたい時に、エクセルの場合は、自分でセルを追加し、計算式やグラフを組み替えるだけで、対応可能です。

一方で、家計簿専用アプリの場合は、カスタマイズが自由にできなかったり、自由にカスタマイズしようとすると課金が必要だったりします。

従って、私はエクセルで家計簿をつけるようにしています。

家計簿の内容

エクセルの家計簿は、ネットで無料でアップされていたフォーマットを毎年アレンジしています。
使用している家計簿のシートは以下の通りです。

上記の様に、月別のシートで記録しています。

各番号ごとの説明をしていきます。

①収入

毎月の給料やボーナスなどの収入を記録しています。

私自身会社で財形貯蓄を行っており、毎月収入から差し引かれるため、収入から差し引くように記録しています。

基本的に、財形貯蓄等の通常の貯金以外は、費用として認識しています。

これはわざとです。

あまり貯蓄をしていると、自分自身で認識したくないためです。

あえて過酷な付け方をすることにより、自身の浪費を抑え込もうとする作戦です。

②投資額

月ごとに投資する額とジャンルを記録しています。

大きく分けると、株式と債券に分類しそれ以外はその他に書くようにします。
また、個別銘柄に投資し売買益が出た時もここに記録するようにします。

ただ、積み立て投資をすると、株式や債券などは価格変動があるため、現在では証券口座に入金する額を記載する様にしています。

総額は基本投資額(支出)であるため、投資額がプラスになるように記録し、マイナスの時は売買益が発生している時としています。

しかし、現在は個別株投資を行っておらず、株式と債券を売るつもりがないため、売買損益を記入することは無いと思います。

この投資の入金を費用として記録するのは、やっても良いし、やらなくても良いです。

好みの問題だと思います。

私は、どれだけ投資にお金を回せているかをしっかり確認したいため、それを費用として記録しているにすぎません。

③固定費

固定費の中に税金や電気代やガス代といった準固定費も含めています。
いずれも必ず発生し、月ごとに請求され、そこまで大きな価格変動はないため、固定費として記録をしています。

そして、市県民税や健康保険料や社会保険料もここに記入しています。

消費税以外の税金はしっかり記録しています。

これは、収入があったとしても、税金が重くのしかかっていることを、自身にしっかりと認識させるために、税金を記録しています。

④食費と雑費 (日毎に集計)

食費や雑費は日毎に替わるため、日別集計をしています。

家計簿をつけ始めた当時は、購入した品目を全てバラバラで記録していました。

そのため、食材は毎週多くの品目があるため、記録するのにとても苦労しました。

しかし、今は店ごとに管理しています。

例えば、ある一日にスーパーで購入した食材の合計金額をまとめて"食材購入"として記録するのが、今の記録の仕方です。

⑤生活費合計 (④の総額が反映される)

④の内容を月ごとに集計したものが、合計金額として表示される様になっています。

⑥"収入-総支出"の金額

番号で示すと、"①ー②-③-⑤"です。

簡単に言うと、収入から今月支払った金額を差し引いた金額です。
プラスであれば、貯金が出来ており貯蓄ができているということになっています。

②の左側に目標金額が記載されていますが、毎月の損益から、目標金額まで残りいくらプラスとならないかがわかる様になっています。

一応20万円の貯蓄を設定していますが、毎年マイナスにさえならなければ良いと考えています。

マイナスにさえならなければ良いと考える理由は、支出として証券口座にお金をほとんど入金しているためです。

入金額を費用として記録しているため、倹約をして手元にお金が多く残っていないということは、それだけ投資にお金を回せているということだからです。

少しひねくれた記録の仕方をしています。

また、月ごとに集計したデータは"HOME"のシートで全てグラフ化し、毎月どの様な収支だったかを可視化出来る様にしています。

可視化するということは、無駄な支出をすると、目で見てわかる様になってしまうため、自分への戒めとなります。

一年後に家計簿をどの様に活かすかが重要

家計簿はただ記録して満足ではダメです。

家計簿をみて、自分の生活のどこに無駄があるかを突き止め、家計を改善することによって、生活をよりよくしていくことが必要と思います。

実際、家計簿をつけようと考える人は、毎月の貯金を増やしたいや、何かしら将来に不安を感じて行っている人が多いのではないでしょうか。

私に当てはまると、2020年に投資を本格的に行う様になり、毎月の支出に投資額が大きく占める様になりました。

 だから、2021年以降は収入に対し、投資額が適切かどうかを可視化するために、家計簿に投資額を記録していくことにしました。

そして、1年記録し2022年はそのデータをもとに、例えば、"インカムをもう少し増やす必要がある"といったことや、投資額が適切だったかどうかを振り返り、継続して家計管理を行ってきました。

面倒かもしれませんが、これを毎年続けていければ、将来の不安が減り、貯蓄をすることも容易になっていくのではないでしょうか。

是非、自分の目的にあった家計簿をつけていきましょう。

家計管理が出来る様になった後は投資を行い、自分のリスク許容度の範囲で資産を増やしていく行動をしています。こちらの記事にて、投資のスタートからについて書いていますので、参考にどうぞ。

 

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