会社が儲けると、その儲けに対して税金が課されます。それが、今回学習する法人税等です。
私達も給与所得があると思いますが、所得税が課されていますよね。これと同じ属性となっています。
法人税等の納税と申告の時期
法人税は、期中で申告と納付、期末で申告をして、確定申告で納付があります。
以下に、少し嚙み砕いて説明します。
【1】中間
期中の半分経過(6ヵ月)した時点で、法人税等の納付と申告を行います。
この時の中間納付税額は仮払法人税等の勘定科目によって会計処理されます。
仕訳の仕方は消費税の時と同じです。仮払法人税は資産科目として計上します。
【2】期末
決算時に、今期の法人税等を計算し費用計上する。中間に納付した額との差額は未払法人税等(負債)で仕訳を行います。
補足)法人税等は「法人税、住民税及び事業税」といった勘定科目になることがあります。
【3】確定申告
確定申告は翌期に行う。(大体5月)
この確定申告で、未払法人税等の金額を納付します。
それでは、例題より確認していきましょう。
法人税等の仕訳(中間)
法人税等の仕訳(期末)
法人税等の仕訳(納付)
最後に
如何でしょうか。消費税の仕訳と似ているため、片方の理解すると、もう片方の理解もできるのではないでしょうか。
今回の法人税等の仕訳の復習を行いたい方は以下のボタンより、仕訳問題にトライしてみてください。