簿記3級仕訳問題 / 資本金・租税公課について

 次の各取引を仕訳しなさい。尚、勘定科目は次の中から最も適当なものを選び解答すること。

 現金  当座預金  資本金  租税公課  未払金  未収入金

(1)当社株式Pは新株式30株を1株につき@20,000で発行し、払込金は当座預金とした。
(2)Qは会社設立に際し、株式100株を1株につき@10,000で発行し、払込金は当座預金とした。
(3)収入印紙¥30,000を現金で購入した。
(4)固定資産税¥200,000の納税通知書が送付されてきた。

解答

番号借方金額 貸方金額
(1)当座預金600,000資本金600,000
(2)当座預金1,000,000資本金1,000,000
(3)租税公課30,000現金30,000
(4)租税公課200,000未払金200,000

 解説
(1)と(2)の仕訳について
 株式×1株当たりの金額で総額を算出します。この総額を貸方に資本金勘定として仕訳を行います。
(3)の仕訳について
 収入印紙を購入した場合には、借方に租税公課勘定で仕訳を行い、現金で購入したため、貸方に現金で仕訳をします。
(4)の仕訳について
 固定資産税の納税通知書が送付された場合、まだ払っていないため未払金勘定(貸方)で仕訳、相手科目は租税公課勘定(借方)で仕訳します。

資本金・租税公課について簡易解説

 株式会社の場合、株式を発行して株主から資金を調達することが出来ます。この株式を発行して資金を調達した時、3級では資本金勘定で仕訳を行います。
 そして経済活動をする上で、税金のことは常に考慮していかなければなりません。
今回の仕訳問題では、収入印紙を購入した時や固定資産税の納税通知書に対して、租税公課勘定を用いて仕訳を行うことを確認しました。

テキストベースで復習したい方は、以下の記事を参考にしてください。

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