【SPYD】米国高配当ETFを紹介 / (SPDR・スパイダーシリーズ)

様々な投資が世の中にはありますが、私が投資している米国ETFの中に、高配当株を集めたSPYDがあります。

 
そんな中でもSPYDのメリットは、ほかの高配当ETFの中でも、利回りが高いことです。

高配当のETFと言えば、SPYDが一つの候補になります。

今回はそんな米国ETFのSPYDについて解説していきたいと思います。

SPYDの概要

SPYDの基本情報について解説していきます

SPYDの正式名称(商品名)SPDR®ポートフォリオ S&P500®高配当株式ETF
運用会社ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
純資産額約74億$ (約1兆円 1$=140円)
総経費0.07%
構成銘柄数80銘柄
直近配当利回り4.50%(税込)  ※2022年10月23日bloomberg参照
設定日2015年10月22日
※1:上記表の値は2022年10月23日bloomberg参照

S&P500 の指数銘柄のうち、高配当利回り上位80銘柄に均等に投資しているETFであり、業種銘柄として不動産・金融系が多いです。

また、いままで紹介してきたETFよりも設定日をみて頂ければわかる通り、とても若い、日の浅いETFです。

そのため、今後の動向がどうなるかがあまり推測しずらい銘柄とも言えます。

このETFはS&P500に採用されている銘柄の内、高配当銘柄の上位80銘柄を均等に組み入れたETFである点が大きな特徴です。

高配当と株式価格の上昇も期待できる銘柄であり魅力的な銘柄ですが、不動産と金融系の比率が高いため、景気動向に大きく左右される点に注意が必要です。。

組み入れ銘柄(TOP5)

SPYDに組み入れられている銘柄の上位5つを紹介します。

銘柄名ETFの構成比率
カーディナルヘルス約1.72%
プリンシパル・ファイナンシャルグループ約1.65%
バレロ・エナジー約1.65%
エクソンモービル約1.63%
シェプロン約1.61%
※1:上記表の値は2022年10月23日bloomberg参照

年に2回銘柄の組み入れを均等に行いますが、その後時価の変動により、構成比率が変わります。

しかし、上の表をみて頂ければわかる通り、1位と5位に大きな開きはなく、均等配分されていることがわかります。

SPYDのみの投資は危険? 【2020年8月の状況をみて】

株式投資では"半値戻しは全値戻し"という言葉があり、コロナショックで大きく下げたNYダウも(18,591ドル 3月23日)もコロナ前の水準(29,551 2月21日)に戻り現在2020年8/26日時点では、28,331ドルとなり、史上最速で弱気相場が終わりました。

そのような状況の中で、SPYDは総経費率が0.07%で、運用会社に資産運用を任せてもほとんどかかりません。それでいて、毎年約4~5%くらいの配当を得られるため、すごく優秀でETFに感じます。

しかし、今回のコロナの影響で、価格が1株あたり40ドルから現在28ドルと約30%下落してしまっており、未だに回復していません。

元の水準には戻ることは厳しいとは思いますが、配当利回りが良いことと、米国株の弱気相場が終わったこと。そして、ほかのETFと比べ1株あたりが安いため、少量の購入は全然ありと思います。

今回のコロナショックで、SPYDの株価が元の水準まで回復していないことを踏まえると、全財産を投資するのは危険と考えています。

同じ高配当のETFで"HDV"というものがありますが、これは、98ドルから現在84ドルと約14%の下落となり、その差は歴然となっております。
※HDVはヘルスケアやエネルギー関連の銘柄が多い高配当ETF

以上まとめると、今回SPYDは暴落相場を初めて経験して、少し脆さを表面化してしまいました。しかし、高配当であることから、確実にキャッシュを潤してくれるため、自分のポートフォリオには組み入れていきたいETFの一つではあります。

今は価格変動は以前と比べて安定はしていますが、それでも自分の資産を全て任せる程信頼できないのが、私の意見です。

 ほかの高配当ETFは元の水準近くまで回復しているため、他と組み合わせるとポートフォリオが大きく焦げ付くことなく運用できるのではないでしょうか。


私の資産運用について

私は基本的にS&P500や全世界株への投資比率が50%以上あります。

そして、その中で債券へ同じく定期購入し投資したり、今回紹介した高配当銘柄ETFを頃合いをみて投資します。

SPYDを購入した時期も2020年頃の価額が大きく減少した時期に購入しました。

高配当銘柄への投資は、基本的にアクティブ投資となります。
時期を選ぶ投資であるため、投資の際は十分注意が必要です。

自分の資産は自分で守るが鉄則だと思います。

有名な人が言っていたからではなく、自分がどういった資産運用をしたいのか、なぜ資産運用をするのかを明確にし、投資先を自分で分析して投資をする。

それをするためには、企業の状態が自分で判断できる様になる必要があると思います。

私が簿記を勉強するようになったのも、投資先の財務状況がわからない状態で、自分の資産を預けたくないというのが一つあります。

皆さんもぜひ、自分で投資先を考えて、SPYDをはじめとした高配当ETFに投資できるきっかけとして、簿記を学び、自ら行動していきましょう。

簿記ってどういったものか興味のある方は是非以下の記事を除いてみて下さい。

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