実物資産 | ゴールドへ投資できるETFの”GLD”について紹介

株式・債券投資

 今回紹介するETFは、株式と債券から離れて、現物資産であるゴールドに投資できるものです。
ETF自体は株式ですが、ETFの特徴は指数の連動を目指すものです。
つまりこのGLDは、ゴールド価格に連動するように設計されたETFとなります。

ゴールドに投資する意義ってあるの?

 有事の”金”という言葉がありますが、なぜゴールドに投資するのでしょうか。
これについて、簡単に解説します。

 結論から言うと、希少なものには価値がある。これにつきます。
私たちが普段使用している貨幣は、国が価値を保証しているため、現在の1万円の価値があります。しかし、政治や経済状態が不安定になると、国が発行している貨幣の価値が減ってしまい、例えば、リンゴを1つ買うために100万円を払わなければならない状態になります。
※ハイパーインフレ状態

 これに対し、金は埋蔵量が決められているといった希少性と世界共通でゴールドの価値を認識しているため、貨幣に代わる通貨として“現物資産ゴールド”となるのです。
つまり、国が不安定な状態でも、他の国の人から見ると、金の価値は変わらないので、“無国籍通貨”とも呼ばれたりするそうです。

 また、金は太古の昔からあり、長期の時間経過に耐えうる点も現物資産として保存に適していると言えます。

2020.12.28時点でのゴールドへ投資する価値は?

 ゴールドの価値を判断する上で、現在の世界の貨幣が同様な状況であるかを把握する必要があります。今現在は、世界中が紙幣を刷って、給付等としており、各国借金まみれになっている状況です。

 貨幣を沢山刷っているということは、その分貨幣の価値が目減りしていくことが予想されます。
つまり、日本円で言えば1万円の価値が下がり、今1万円で買えるものが、将来買えなくなる可能があるということです。

 そういった状況であるため、現物資産へ投資する価値は十分あると考えられます。

 但し、世界各国が紙幣を刷って、お金の価値が低下すると考えている人は世界中にいて、GLDの価額は、ここ5年で最高額となっています。

 つまり、いくらゴールドへの投資が有効な時期と考えられても、高値掴みの可能性も捨てきれないため、自身のポートフォリオに少し組み入れるくらいが、私自身良いのではないかと考えています。

 ゴールドへ全額投資は、リスクがあまりにも高いと私は判断します。
理由は、ゴールド自体価値を見出すものではなく、先ほど説明したように、他がダメで相対的に価値が上がるものと考えるためです。

GLDの概要

GLD:SPDR・ゴールド・シェア
運用会社:ステート・ストリート

【2020/9月15日時点 Bloomberg内容】
経費率:0.4%  ※とても低い
5年トータルリターン:11.43%
直近配当利回り(税込):なし  

 配当金がないため、キャピタルゲインを狙う投資となります。

 有事の金というだけあって、現在の不安定な経済状況でも値上がりしています。
また、金の価格はドルを基準にして設定されているため、ドル建てで金に投資すると、ドル安となった際に、金価格が上昇するため、ドル建ての米国投資と逆相関があると言われています。
補足 ) ドル安の局面は、基本的に米国ドルが売られている局面であるため、米国の経済状況が悪いとされている。

長期投資では株式投資

 長期投資を行いたい方は、株式投資が一番良いとされています。
もちろん、不況の際は激しく価額が変動し、大きく値を下げることがありますが、長期的にみると右肩上がりです。※1

過去に、S&P500や債券に投資できる米国ETFを紹介していますので、良かったらこちらをどうぞ。

 金への投資は、不況時に価格が上がるため、自身のポートフォリオに少し混ぜておくと良いという認識です。
因みに私は金への投資はしていません。債券と株式です。
今後は不動産も組み入れようとはしていますが、今は2つのみです。

※1 株式投資:長期投資で成功するための完全ガイド ジェレミー・シーゲル著 参照

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