生活に欠かせないエネルギーに投資する米国ETF”XLE”について紹介

株式・債券投資

 人間が生きていくために欠かせない”エネルギー”に関連する銘柄に投資することが出来る”XLE”について紹介します。

 エネルギーと言うと何を思い浮かべるでしょうか。
“電気”,”ガス”,”石油”・・・etc.  様々ですが、今回紹介しているETFは石油に割合が多めです。
その理由も後程説明します。

 それでは、このETFの概要を説明していきます。

XLEの概要

XLE:エネルギー・セレクト・セクター SPDRファンド
運用会社:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSgA)

【2020年10月下旬】
経費率:0.13%  ※とても低い
5年トータルリターン:-11.40%
直近配当利回り(税込):7.52  ※Bloomberg内容


2021年1月上旬 5年トータルリターン:-1.65% ※Bloomberg内容

 XLEは“エネルギー・セレクト・セクター指数”の連動するように設定されたETFです。
この指数は、石油・ガス等の燃料や、エネルギー設備等の業種に属している企業で構成された指数となっており、エネルギー関連企業全体への投資が可能となるETFです。

 注目する点は、5年トータルリターンがマイナスになっている点です。
少し前ですが、石油価格が暴落し、このファンド自体も大きく値を下げています。
その分配当金利回りが高くなっていますが、直近で大きく価額を下げていることによって、利回りが高くなっています。
また、5年チャートを見ても緩やかな右肩下がりとなっています。(チャートはBloombergより参照してください。)

 そして、このXLEは石油関連銘柄の割合が多いETFであります。
組み入れ割合で、アメリカの石油関連企業である“シェブロン”と”エクソンモービル”の2社で40%を占めています。(2020年10月時点)
 従って、このETFはエネルギー関連銘柄でありながらも、石油に強い相関関係があることが考察できます。

【余談】エネルギー関連の注目度について ※2021年1月9日更新

 今回注目するXLEには割合が少ないのですが、エネルギーに関して言えば、昨年テスラの時価総額がトヨタを上回り世界最大の自動車メーカーになりました。

 そして、そのテスラのCEO”イーロン・マスク”氏が今年初めに世界一の富豪になるといったニュースもありました。 
参考資料:https://news.yahoo.co.jp/articles/c093e428a283c91ee931f6db4c4e3548cd3cc44c

 世界の流れとしてエネルギーの注目度が高まっており、それだけエネルギーに関する技術開発が期待されているということだと思います。

 しかし、事実としてテスラの時価総額は自動車メーカーで最大ですが、会社規模としてみればトヨタよりも小さいことから、実体と伴っていないのではないかとも考えられます。
以上余談でした。



石油価格の動向

 石油価格は意図的に操作されています。

世界の経済状況に合わせて供給を減らしたり増やしたりしており、石油のもとになる原油の供給量をOPEC(石油輸出国機構)が決めています。
つまり、原油価格を上げたかったら、原油を減産することによって価格を上げます。
需要と供給のバランスを自ら操作する訳です。

【2020年3月の原油安(値崩れ)について】
 今年経済が停滞することを懸念しOPECにて原油の減産を今年3月に提案されました。
しかし、ロシアがその提案を拒否し、増産に踏み切きり、それにサウジアラビアが反発し増産した結果、供給過多となり値崩れしたと言われています。
その結果、3月末にXLEは価格が約1/3になるような事態となってしまいました。

 エネルギーは私たちの生活に欠かせないものですが、少しのコミュニケーションエラー?によって大きく影響が生じてしまうことを理解しておく必要があると思います。

【石油の将来展望】
 石油は皆さんご存知の通り、化石燃料です。つまり有限資源であることから、世界的に再生可能エネルギーに替えていく動きがあります。
急な転換は難しいと考えますが、長期的にみれば、石油で利益を得ている構造が消失する可能性があると私は思います。
 

 従って、現在のXLEは石油企業の割合が多いのですが、時代の流れと共に割合が変化し、再生可能エネルギーを取り扱っている企業が増えていくのではないかと考えています。


 いずれにしても、エネルギーを全く使わなくなる未来が想像できないと考える方は、XLEに投資検討する余地はあるのではないでしょうか。

最後に

 今回は、エネルギーにフォーカスしたETFを紹介しました。
今は経済が停滞していることから、価格が下がっていますが、需要が全くなくなることは考えずらいと思います。
これから経済が大きく回復すると考える方は、投資を検討してみる価値がありそうです。

 私自身は、価格が滑らかに推移し、利息が得られる”債券”であったり、将来的にキャピタルゲインが狙える株式投資を好みます。過去に紹介しているため、良かったらどうぞ。

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